パーソナルゴースト・バスティング
1984年にアメリカで製作されたコメディ映画「ゴースト・バスターズ」は、他に類を見ないぐらいの傑作作品でしたが、もしも、アイピースの視野や天体撮影写真に「ゴースト」があらわれてしまったら、これは困りものですね。こんな気になるゴーストや乱反射、更にはフレアー等の諸悪影響を抑えるまたはカットするために、「植毛紙」を望遠鏡の鏡筒内、フードや接眼部の中などに貼ることによって、パーソナルゴースト・バスティングを行うことができます。
YK鏡筒内面のアルミ表面総てには、フロック加工による直接植毛を行っています。これにより、コントラストの向上を確保することができます。本加工では植毛として長さ1mmものナイロンパイルを使用したことで、従来普及している植毛紙をはるかに上回る乱反射防止(散光吸収性)効果を実現出来ました。しかし、植毛紙では、台紙そのものが湿気をよぶことで悪影響を及ぼしたり、剥ぐ時に接着剤が表面に付着、内面を汚してしまったりする等の難点がありました。
植毛紙を貼るのは、できるだけ組み立てる前のバラバラな部品の状態で行ってください。組み上がった後だと植毛紙を正確に貼ることは無理だと思います。ただし、一度組み上げてしまってから植毛紙を貼るべきことに気付いてしまった方は、植毛紙貼りはガマンしてそのまま使われることをオススメします。このカメラは構造上分解しにくいようになっていますので、分解はできるだけ避けるか、もしトライされる場合は壊すことを覚悟で行うほうがよいかもしれません。
また鏡筒内に進入したゴミやホコリの大半も主鏡に到着するまでの間に、ナイロンパイルの谷間に吸収されてしまう効果があります。YK鏡筒では、金属表面に直接植毛することで、それらの難点を解決することができ、他に類のないものに仕上げることができます。この静電植毛は、ヨシカワ光器研究所の最も特徴的なものとして、各方面より高い評価を得ています。
Category : 植毛紙の効果