ハレーション
風景や動物などの撮影で三脚を使用することが多い人は、カメラバッグに黒いラシャ紙を1枚忍ばせておくのもよい方法です。この紙をヒサシのようにレンズ上部へかざし、ハレーションを切る通称「ハレ切り」に便利だからです。汎用のレンズフードを使うにしても、ハレ切りをするにしても、大事なのは画面に写り込まない範囲で遮光を行うことです。低価格デジタル一眼レフは、ファインダーの視野が実際に写る範囲よりも狭いため、ファインダーを見て大丈夫だと思っても、フードやラシャ紙が写り混む危険性があるからです。
レンズフードを取りつけたからといって安心してはいけません。フードのなかには、内面につや消し加工が施されておらず、ツルツルの状態になっているものがあります。このようなフードを使うと、内面で太陽などの光が反射してレンズに入ってしまい、思わぬ画質劣化を招く原因になることがあります。パイプの周囲に隙間がある場合は紙を巻いてこれを埋めますピッタリしたところで押し込んで、木ねじで固定します。そのあとから、内側に植毛紙を貼り付けます。
内部がテカテカだと豪快に内部反射して写真に悪影響を及ぼすため、できるだけ植毛紙を貼っておきたい場所です。サイズは定規を当てて測ってください。型紙がなくても簡単に採寸できると思います。テカテカだとファインダー内でも光が反射するため、光の具合によっては見にくくなってしまいます。レンズを埋め込む前の方が植毛紙を貼りやすいです。
はみ出している部分の植毛紙をパイプの縁に沿ってカッターで切り取ります。カッターの刃の新しい部分で切れば、力を入れずにきれいに切り取れます。主鏡筒への植毛紙を貼り終えました。メーカーが貼ったのよりきれいに仕上がりました。私は鏡筒内部に植毛紙を貼りましたが、遮光環をつけるほうが効果的だと思います。ただ、光路と鏡筒内径の間にそれほど間隔の余裕が無いので、設計が大変です。フードをひとまわり大きな直径で作り、その内側に遮光環をつける方法も聞きました。想像だけで効果ありそうですね。
Category : 植毛紙